青少年の居場所Kiitos代表 白旗 眞生さん

「“子どもたちと出会えたことがうれしい”という気持ちで接しています」

s_kiitos1こんな内容…
・18歳以上の子どもの居場所を作りたくなってKiitosを開設
・オープンに話しながら食事をする
・ほどよく関わり、見守りながら待つことが大事
・子ども食堂は「300円で完結すること」
・点と点がつながって、Kiitosの活動になった。

 

白旗 眞生(しらはた まき)さん
プロフィール
昭和24年生まれ、山形県酒田市出身。
国立音楽大学教育音楽科を卒業後、自宅で子どもたちにピアノの指導をする。のちに障害を持った子どもたちを受け入れる。
彼らと接するうちに心理学的な裏付けが必要という思いから、40代で大学に入学して心理学を学ぶ。
その後、公的機関で子どもや保護者の相談などの経験から、東京都調布市の青少年ステーションCAPS(中・高校生世代向けの施設。以下、CAPS)のカウンセラーを経て、平成22年7月に東京都調布市に青少年の居場所Kiitos (キートス)を設立した。
*「Kiitos」(キートス)とは、フィンランド語で「ありがとう」の意味。

18歳以上の子どもの居場所を作りたくなって
平成22年に青少年の居場所「Kiitos」を設立されたきっかけは、どのようなことだったのでしょうか?

「CAPSは中学、高校の生徒が対象なんです。カウンセラーをやっていたとき、18歳以上の子どもはどこへ行くんだろうと思って、彼らのためにKiitosを開設しました。そんなに来る人もいないだろうと思っていたら、開けてみると、どんどん来る人が増えていくにつれて、こういう場所が彼らにとって必要なんだと思いました」

40代で大学へ入り、50代でKiitos設立と、すごい行動力ですね。Kiitosホームページの代表挨拶に『理由を追及することよりも、今、苦しんでいる子どもたちを支援することの重要さを痛感しています』とあったのが印象的でした。

「性格かもしれないですね。準備して構えてだと難しいかもしれないですけど、CAPSを出て困っている子どもたちが目の前にいるから、とりあえず開けてみようと思ったんです。もし困ったことがあれば、そのとき考えればいいと思いました」

開設した後、どのような子どもたちがやってきたのですか?

「最初は、CAPSの子どもたちが来ました。私は調布市の人間ではないのですが、ここを開けた当時は、調布で興味を持ってくださった方が見学に来てくれました。あと、CAPSで知り合った行政の人にKiitosのことを話したりして広めていったんです。現在、子どもは調布の子ども家庭支援センターから紹介されてくるケースが多く、20代の人はインターネットのホームページを見てやってきますね。現在、約270人の若者が登録していて、毎日15名くらい来ます。開設して6年で、のべ1万1500人くらいの子どもたちが来ています」

kiitos2やってきた子どもたちを、どのように迎えているのですか?

「まずは気負わないで話をします。中学生はだいたい行政の人と一緒に来るので、ご飯を食べていない、学校に行っていない、家庭がうまくいっていないなどの情報をもらいます。あとは、両親の話をしない、体に触れないなど、気を付ける点も教えてもらい面談します。それで、ご飯についても、人と一緒に食べられないときは個食にしたり。その子に合わせた支援をします」

食事は必要な人に提供しているのですね。

「基本的に、誰でもウエルカムです。ただ食事は無料なので、原則としてご飯を食べられないという状況のある子どもに提供しています。食事はしないけど、勉強だけに来る人もいます。学習支援もしています」

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