関西福祉大学社会福祉学部谷口泰司ゼミの学生は、11月11日に「最重度の障害があっても姫路城天守閣に登ろう」Projectを実施する。
世界遺産である姫路城では、天守閣のそばまで介助者がいれば車いすを使ってたどり着けるが、車いす利用者単独での見学はできない。
このような状況について検証し、どうしたらいいのか考えていく。
当日は、最重度の身体障害(肢体不自由)者を介助して姫路城天守閣に登城し、天守閣最上階からの景色を楽しんでもらう。
また、登城を終えた観光客に対して「世界遺産に小規模のリフトを設置することの是非」について街頭アンケートを4か国語(日本語・英語・中国語・韓国語)で実施。一般の人の障害者の社会参加と遺産についての価値観を探る。
開催日程
日時 11日11日(土) 午後1時ごろ 登城開始(アンケート実施も同時刻)
参加者
登城希望者
最重度の身体障害者: 3名(長期間施設に入所されている方)
支援スタッフ
登城支援班:16名(社会福祉学部2年生)
アンケート班:10名(社会福祉学部有志)
技術指導:4名(施設職員、看護師)
その他: 3名(大学教員・希望者の家族)
■プロジェクトの状況
2017年4月 検討開始
6月 現地視察(姫路城・比較のための大阪城)
8月 希望聴取
9月 希望者と学生のマッチング・介助訓練
10月 垂直移動訓練(消防レスキュー研修を受講)
11月上旬 最終マッチング、実地を想定した移動支援の試行
11月11日 登城・アンケート開始
12月16日 活動報告会