第8回 “等身大の自分を開発する”という意識が重要

 こんにちは、山木戸です。
 第8回は、“等身大の自分を開発する”という意識が重要というテーマで考えます。

 プロスキーヤーで登山家の三浦雄一郎さんは、「目標を見失ったのは、60代だった。目標の大切さを知ったのも60代だった」と語っておられます。

【三浦雄一郎さんについて】
1932年青森市に生まれ。
1964年(32歳)、1キロメートルの直線コースをスキーで滑降するイタリア・キロメーターランセに日本人として初めて参加、時速172.084キロの当時の世界新記録樹立。
1985年(53歳)世界七大陸最高峰のスキー滑降を完全達成。
2003年、70歳でエベレストに初登頂し、当時の世界最高年齢登頂記録(70歳7カ月)を樹立し、ギネスブックに掲載された。
2008年には、75歳で2度目のエベレスト登頂に成功。
2013年5月23日に80歳で3度目のエベレスト登頂を成し遂げ、最高齢のエベレスト登頂者となった。

 三浦雄一郎さんが、還暦を迎えたころのエピソードです。

「同世代の連中と集まっては、なぐさめあい。話題といえば、過去の自慢か、愚痴か、体調の話ばかり。あぁ自分ももう歳なのだ、オレの時代は終わったのだ」と感じていました。

 そういう中で、「数少ない楽しみは、お酒を飲むことと、食べることでした」
気づいたら、「タダのメタボな老人になってしまいまして(笑)」

 一方で、そのまま歳をとっていくことへの抵抗感も、ぬぐえなかったとおっしゃっています。                        
 つまり、「60代から大切なのは、食事、運動、そして目標、歳をとるほど、食事と運動の大切さは言われますよね。でもね、大切なのはその先に何があるのかということです」

「“目標を持つ”ということが重要なのです」と結論づけておられます。

 三浦さんは、60代でエベレストに登るという目標をかかげ、70歳7か月でエベレストに初登頂。当時の世界最高年齢登頂記録を樹立しました。

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 自分の目標を持つときに大事なことは、本当に自分らしいと感じられる等身大の自分を開発することです。
 見栄や虚栄心といった余計な執着から解放されて、“等身大の自分を開発する”という意識が重要なのです。

 そうすると、若いときに背伸びして持った夢とは違う、身の丈にあった目標が見えてきます。

 自分が自分自身ありのままと感じることのできる“等身大の自分を開発する“ことで、目指すべき目標が定まります。

次回は、「ライフステージの転機」について考えます。


山木戸 啓治  Keiji Yamakido

<プロフィール>
上級生涯生活設計コンサルタント
一級ファイナンシャル・プランニング技能士
CFP(日本FP協会)
社団法人 日本証券アナリスト協会検定会員

平成15年より、ファイナンシャル・プランナーに就任し、生涯学習センター・公民館・大学の公開講座などで生涯経済設計の講師を務め、平成16年度・17年度には福山大学経済学部客員教授を兼務すると共に、企業の退職準備ライフプランセミナー、及び地方公務員の退職準備・生活充実ライフプランセミナーなどで講演活動を行う。
平成22年7月に定年退職し、その後も継続してライフプランセミナーの講師として活動中。

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