講座「学びのクリエイターになる!」第12回「まとめ・発表」

今後の活動へ向けてアイデアをプレゼン

●ざっくりいうと…
・学びのクリエイターになる!の最終講座
・東大の牧野先生の基調講演「信頼し合える社会を」
・受講生がひとりずつアイデアを発表


 “地域づくりの総合的な力を育てる学びの場”として開催された「学びで地域をゆたかにする講座 学びのクリエイターになる!」は、3月17日(土)に日本青年館(東京都新宿区)で最終回の第12回「まとめ・発表」を開催した。

「社会教育」誌の編集長で、委員長の近藤さんが開講のあいさつ

 同講座は、特別区社会教育主事会の有志と、社会教育・生涯学習の研究者が立ち上げた任意団体「学びのクリエイターになる! 実行委員会」が主催している。

 昨年4月の第1回から「大人の学びの“今”若者期~成人期」「アクティブ・ラーニングで深める地域の防災」「子ども・子育て」「超高齢化社会の地域デビュー」などのテーマで11回の講座を行ってきた。

 第12回は、これまでの学びを振り返りながらまとめ的な講座となった。

学びのクリエイターになる!のHP


基調講演「学びのクリエイター」に期待すること
 牧野篤 東京大学大学院教授

 まずは、牧野先生が「『学びのクリエイター』に期待すること-地域の小さなつながりを大切に」という基調講演を行った。

牧野先生

 「高齢化社会は悲観論ではなくなってきている。人生100年時代をいかに生きるか、ポジティブに考えるようになってきた。そして、次の世代を担う子供たちに向けて、社会は今、草の根から動こうとしている」と牧野先生は力強く話した。

 これまで人を『人口』として扱う社会だったが、徐々に個々を大事にする社会に変ってきた。しかし、個々を大事にすることで、孤立につながっている面もあると先生は指摘していた。
 社会のあり方を組み替え、お互いに信頼し合える社会を構築していく必要性を訴えた。

 そして、最後に同講座の卒業生に向けて次のように語りかけた。
「これからお互いに尊重し、顔が見える社会、新しい関係をつくる社会を作っていくために、『学びのクリエイターになる!』を受講した人たちは、社会に出て行って言葉にならない言葉を聞き取って、いろんなことに気づいて、課題を解決していく人になっていただきたいと思います。そのような学びのクリエイター、オーガナイザーがいろんな地域にいるようになるといいと思います」

講座をグループで振り返る

 尚絅学院大学エクステンションセンター長・特任教授の松田道雄先生の説明に続いて、ワールドカフェ形式で、講座の振り返りや活動報告などを行った。

グループで振り返る

 

今後へ向けて思いを語る

2部では、ひとりずつ今後へ向けたひと言を書き、アイデアなどを発表した。

それぞれの思いが詰まった「ひと言」 クリックで拡大

 実際に地域の居場所を作っている人や、スポーツ・野外活動などの活動を行っている人は新たな決意を語り、これから始めたい人は、その思いを語るなど、さまざまな意見が聞かれた。
 また、「講座でいろいろ学べてよかった。今後はこの知識をどう活用するかだと思う」と感想を語っていた参加者もいた。

 そして、東京都生涯学習審議会会長で政策研究大学院大学特任教授の今野雅裕先生、尚絅学院大学エクステンションセンター長・特任教授の松田先生が挨拶。
 最後に、実行委員長で「社会教育」誌の近藤編集長が皆勤者5名に賞状を授与して、講座は終了した。

グループワークをファシリテートする松田先生

ひとりずつ、今後の活動にむけたアイデアなどを発表していった。

参加者全員で記念撮影

(取材・まとめ “得る”Cafe事務局 いとう啓子)

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