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第14回「お金の不安」編 その4「せつやく」“保険”

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必要保障額は、年々減っていきます

 人生の節目ごとに、必要な死亡保障は変わってきます。その時の経済的責任の重さに応じて、必要保障額の見直しを考えましょう。

無駄な保険料を払っている?

 第一子の誕生後は、3千万円から4千万円程度の死亡保障が必要でしょう。一般的には、末の子が誕生したころが、最も保障額を厚くする時期となります。

 それ以降は、生命保険での必要保障額は年々下がっていきます。必要保障額はあくまで現時点での計算です。
 何事もなく1年経てば、その1年分の生活費や教育費が不要になっていくわけです。

 生命保険は定期的に見直しをしなければ、必要以上に高額な保障に加入していることになります。つまり、見直しをしない分だけ無駄な保険料を払っているわけです。

 必要以上の高い保険料を支払い続け、家計が苦しくなるという状況に陥っていませんか? 保険内容を見直して保障額を合理的に減額しましょう。

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 しかし、1年ごとに必要保障額が変わるからといって、毎年のように生命保険を見直すというのは現実的な選択ではありません。

 それでは、適正な保険に入るにはどうしたらいいでしょうか? 保険についての知識を身につけることが大切です。

保険料が割安になる「収入保障保険」

 50歳前後ぐらいからは、老後生活設計にふさわしい保険に入ることを考えてみましょう。

 必要な期間、必要な保障額をもらえる「収入保障保険」をおすすめします。

 あなたが亡くなったときに遺族が受け取る保険金には、一度に受け取るもの以外に、収入保障型の保険もあります。この収入保障型の保険は、遺族にとって毎月必要な金額を計算し、その金額を基に保険を設計できます。

「収入保障保険」の特徴

「収入保障保険」がおすすめ!

●毎月決まった金額を受け取る

 毎月決まった金額を年金のように受け取ります。死亡した時、または病状の回復が見込めない高度障害になると、それ以降契約期間満了まで遺族に毎月保険金が支払われます。

●保険料が割安

 毎月の受け取り保険金は変化しません。

 時間の経過とともに保障期間が短くなりますので、保険会社の満期までの保険金の支払い月数が少なくなります。
 何事もなく1ヵ月経てば、契約期間満了までの月数がその分だけ少なくなります。

 支払い月数が少なくなるに従って、保険会社の保険金の支払い総額は減っていきます。

 つまり、保険会社の保険金支払い負担が、時間の経過と共に小さくなる仕組みになっているので、「定期保険」に比べて支払う保険料は大幅に安くなります。

保険料をシュミレーションしてみると

 保険料をシュミレーションできる外資系保険会社のウェブサイトで、死亡保険金を一括で受け取ることのできる「定期保険」と「収入保障保険」を、同じ条件で比較してみます。

 50歳から老齢年金支給開始65歳までの15年間、「定期保険」に加入した場合と、「収入保障保険」に加入した場合を比較してみます。

【事例1】 50歳から65歳まで 15年間の保険期間の「定期保険」に加入

 死亡保険金2700万円の保険契約のケースです。(毎月15万円必要とした場合の死亡保険金)
 契約した後、契約期間満了まで、いつ死亡しても遺族は保険金2700万円を一括で受け取ります。

「定期保険」に加入するケースの合計保険料

 65歳まで支払う保険料 19,170円/月
 支払い保険料 総額 19,170円×12ヶ月×15年間=3,450,600円

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【事例2】50歳から65歳まで 15年間の保険期間の「収入保障保険」に加入

 契約すると死亡時から65歳まで、受け取り保険金=毎月15万円の「収入保障保険」のケースです。
 50歳で死亡した場合、その後15年間毎月15万円受け取る。
その場合は、最大の受け取り保険金となる。:15万円×12ヶ月×15年間=2700万円

 60歳で死亡すると、5年間毎月15万円受け取る。:15万円×12か月×5年間=900万円 

「収入保障保険」に加入するケースの合計保険料

65歳まで支払う保険料 9,075円/月
支払い保険料 総額 9,075円×12ヶ月×15年間=1,633,500円

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 【事例1】の「定期保険」と、【事例2】の「収入保障保険」の保険料の比較では、15年間の支払い保険料に、1,817,100円と倍以上の違いがあります。

 このように保険の仕組みは難しいために、保険屋さんに任せてしまうケースが多いです。保険の仕組みを理解して、適切な保険に入りましょう。

 また、保険は、保険会社の定める条件によって保険料が変わってきます。

 過去の喫煙経験、あるいは血圧が所定の条件を満たす場合によって保険料が割高になったり、割安になったりする場合がありますので、ネットやパンフレットで保険の保障内容をよく確認しましょう。

 保険を見直すことによって保険料のムダを省くことができます。そして、自分にとって合理的な保険を選ぶことで、結果的に保険料を「せつやく」するという効果が生まれます。

 次回は、生涯経済プランの3つの視点の「せつやく」 その5として「社会保険を活用して、医療保険を見直す」ことについて考えてみます。


山木戸 啓治  Keiji Yamakido

<プロフィール>
上級生涯生活設計コンサルタント
一級ファイナンシャル・プランニング技能士
CFP(日本FP協会)
社団法人 日本証券アナリスト協会検定会員

平成15年より、ファイナンシャル・プランナーに就任し、生涯学習センター・公民館・大学の公開講座などで生涯経済設計の講師を務め、平成16年度・17年度には福山大学経済学部客員教授を兼務すると共に、企業の退職準備ライフプランセミナー、及び地方公務員の退職準備・生活充実ライフプランセミナーなどで講演活動を行う。
平成22年7月に定年退職し、その後も継続してライフプランセミナーの講師として活動中。

山木戸先生へのお問い合わせは、こちらへ

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第17回「お金の不安」編その7「障害年金」

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