得るカフェ ソーシャル情報メディア ★みんなの生活を豊かにする★

脱サラで北海道へ、牧場やレストラン、農泊、観光事業を展開

LinkedIn にシェア
LINEで送る
Pocket

ざっくりいうと
 ・会社を辞めて大阪から北海道へ移住
 ・牧場とレストランを開業
 ・オリジナルのチーズを開発、販売
 ・グリーン・ツーリズムの組織を設立
 ・交流型のインバウンド事業
 ・農業体験や農泊の企画・運営を進める


 北海道の東部にある鶴居村(人口約2500人)で、牧場、レストラン、農泊などの交流事業を企画運営している服部政人さんが、9月12日に東京神田でコミュニティ・ビジネスセミナーに登壇。講演を行った。

(左から)奥様と、服部さん。

 服部さんは、脱サラして大阪から北海道へ移住。NPO法人美しい村・鶴居村観光協会を立ち上げて、観光交流事業などを展開している。

 セミナーの概要と写真が届いたので、お伝えします。

NPO法人美しい村・鶴居村観光協会

 

  • 外国人の長期滞在型観光ツアー参加者も増加している。

●主催者の感想

 毎回、農山漁村コミュニティビジネスセミナーを終えて感じるのは、ケーススタディを学ぶことも重要ですが、何を考えて、どう取り組み、その過程で起きた事象に、どのように対処したかのプロセス、そのプロセスを支えた情熱の重要性を感じます。

 服部さんのお話で強く印象を受けたのは、次の5つです。

1.地域資源を活かした交流が農業と地域を再生すること。

2.交流の重要なコンテンツは、「食」「自然」「会話」であること。

・農家民宿やゲストハウスの魅力は、宿泊者等との会話。
・サービス化やAI化が進めば進むほど人間的な会話がある空間、時間は重要。

丘の上ハートンツリーマップ クリックで拡大

3.農家レストラン「ハートン・ツリー」から農家民宿、体験教室、さらに特産チーズの製造・販売へと交流事業から特産品生産事業まで6次産業化を着実に展開している。

4.観光交流を運営するなかでのさまざまな工夫がされている。

・苦労したこともあるWWOOFの受入が大きな人脈的効果を上げている。
( WWOOF:お金のやりとりのない、人と人との交流。「食事・宿泊場所」と「力」そして「知識・経験」を交換する。詳しくはWWOOF JAPANへ

・食を通じた交流のたのしさが、どこにもないオリジナル性を発揮しリピータを呼び込んでいること。

・トウモロコシを食べる鳥の丹頂は、農業に被害も与えるが、大切な自然環境を守るために、地道な追い払い作業隊活動など大勢の人が参加して維持している。

・さまざまな予約サイトを活用して集客するうえで、キャンセル率を減少さるには、予約対応、質問などの細やかな対応をアウトソーシングしている。

5.地域の学校の食育として、酪農、チーズのすばらしさを伝え、イメージを一新させるなど、地域内の子どもにも誇れるものと伝える必要性。

クリックで拡大

レストラン「ハートンツリー」の概要 クリックで拡大


講演の概要
移住者が拓く、農泊と交流事業

 服部さんは、平成3年に会社を退職後、家族4人で大阪から北海道鶴居村に移住した。
 標茶町育成牧場や鶴居村酪農ヘルパー利用組合で勤務した後、平成11年に農地を取得。
 阿寒連峰から湿原が見渡せる丘の上に、小動物のふれあい牧場とファームレストラン「ハートン・ツリー」を開店。地元食材の牛乳にこだわった手作り料理を提供している。

 そして、都会では味わえないのんびりした時間を提供したいとファームインをオープン。
 農作業のサポートと田舎からのグローバルな情報発信を目的に、海外青年のホームステイも受け入れる。

 さらに、村内の酪農家と協力して、グリーン・ツーリズム組織「鶴居村あぐりねっとわーく」を設立。
 農業体験や農泊の企画・運営を進めるなど、地域に溶け込んだ新しいビジネスの展開や、外国人との交流による鶴居村の魅力発信なども実施。鶴居村の観光客数は平成24年から27年に、約17万人から約19万人に増加している。

 現在、NPO法人美しい村・鶴居村観光協会の事務局長を勤めるほか、奥様は、地産地消の野菜と乳製品はすべて鶴居(釧路)か道内産のナチュラルチーズを使用しているファームレストラン「ハートン・ツリー」を運営している。

ハートン・ツリーのHP

*第4回(平成18年度)オーライ!ニッポン大賞ライフスタイル賞受賞。

第3農山漁村コミュニティビジネスセミナー
日時 2018年9月12日(水)13:30~16:30
会場 東京都千代田区神田東松下町45 神田金子ビル5階
(一財)都市農山漁村交流活性化機構 会議室
参加費 2000円
主催は、(一財)都市農山漁村交流活性化機構。


服部さんの活動経緯

○移住後の時系列の流れについて

・平成3年に会社を退職後、家族4人で大阪から北海道鶴居村に移住。標茶町育成牧場で臨時職員として勤務。

・その後、平成4年、鶴居村酪農ヘルパー利用組合に正職員として採用される。

・平成11年に、農地を取得するとともに、阿寒連峰から湿原が見渡せる丘の上に、小動物のふれあい牧場とファームレストラン「ハートン・ツリー」を開店、地元食材の牛乳にこだわった手作り料理を提供している。

・その後、都会では味わえないのんびりした時間を提供したいとファームインを平成12年オープン。農作業のサポートと田舎からのグローバルな情報発信を目的に海外青年のホームステイを平成11年から受け入れている。

・村内の酪農家と協力して、グリーン・ツーリズム組織「鶴居村あぐりねっとわーく」を平成15年に立ち上げ、農業体験や農泊の企画・運営を進めるなど、地域に溶け込んだ新しいビジネスの展開や、外国人との交流による鶴居村の魅力発信などを展開。

・平成18年 第2のライフスタイルを精力的に満喫している点が評価されて、第4回(平成18年度)オーライ!ニッポン大賞ライフスタイル賞受賞。

「ハート型のカマンベールチーズ」は、本場のフランス人も認めた絶品。テレビで紹介されたこともある。

○受賞後の活動について
カマンベールチーズは、平成25年から製造販売

里の物語オンラインショップでも販売中

○チーズは、個人で製造

○鶴居村では、酪農が盛んであるがチーズを製造販売しているのは、(株)鶴居村振興公社 チーズ製造施設「酪楽館」のみ。農家経営のチーズ工房は無し。

○今後、今後5頭程度の酪農事業に興味をもっている。

○後継者は、昨年次男(3番目)が後継者として帰村。

○交流事業と加工事業の入り方はどちらが先にすべきか悩む場合は、交流事業(農泊、ゲストハウス)が先と考えるが、加工品(食としての特産品)の展開も大事。

○交流事業と加工事業のウエイトについて、交流事業(70%)と加工事業(30%)が良いと思う。

○「グリーン・ツーリズム組織「鶴居村あぐりねっとわーく」の代表を外れ、現在の活動は個々の宿泊体験となっている。

情報&写真提供:(一財)都市農山漁村交流活性化機構

Similar Posts:

第17回「お金の不安」編その7「障害年金」

2018年12月
« 11月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

過去の投稿

Twitter

いとう@“得る”Cafe
@socialedums

  • 千葉商科大学が、地域住民が使用可能な「CUCリンクルーム」オープン、登録すれば無料でスペースを利用できる。地域のイベント、セミナーに利用に。PCやプロジェクターなどもある(^^)/ #地域活動 #フリースペース #得るソーシャル… https://t.co/JSHdwqiEbi
    about 17時間 ago
  • 参加者募集:講座・企画の立て方と仲間づくりのコツを学ぶ、横浜市青葉区、全6回、来年1月から、卒業後は区の助成で講座を実践できる。 #市民講座 #住民主体の  #得るソーシャル    https://t.co/C7MHoPV0iC
    about 2日 ago
  • 参加者募集:今年スポーツ界で起きた出来事話し合う、東洋学園大学、12月15日、メディアとスポーツ、「新国立競技場建設定点観測」写真展示、パラリンピック競技「ボッチャ」体験会、#東京オリンピック #東京2020… https://t.co/1n2ghEOM2x
    about 3日 ago
  • 参加者募集:高齢者を狙う悪質商法の手口と対処法、見守りのポイントを学ぶ講座、東京調布市、1月18日 #ゆうあい福祉公社 #東京都高齢者見守り人材向け講座  #高齢者のための #得るソーシャル… https://t.co/RhE7eLRfCV
    about 4日 ago
  • 参加者募集:クリスマスに里山を楽しむイベント、大阪、里山で生きている人の講演、手作りクラフト、ミニマルシェなど。 #NPO法人里山倶楽部 #里山 #民泊 #古民家  #得るソーシャル… https://t.co/nt1cW4H6Ii
    about 5日 ago