美術館で“出会い・つながり”を作るイベント@東京足立

 一般社団法人あだち子ども支援ネットは、9月19日~22日に、東京都足立区にある美術館、六町ミュージアム・フローラの2階ホールで、「ほつか 色あそびコラボ展&色輪っかつなぎワークショップ」を開催した。

カラフルな手作り作品の展覧会

 9月20日、筆者は昼頃から雨が降り出す天候の中、六町ミュージアム・フローラを訪ねた。

 美術館の2階に上がると、地域の福祉施設や、保育室、学童保育の子ども達、あだち子ども支援ネットと連携するサークルが作った絵、工作、ガラス工芸品など手作りの作品がたくさん展示されていた。
 (下記の写真を参照)

  • かわいい小箱など

【連携した団体】
地域社会福祉協議会[ふれあいサロン]、地域包括支援センター[コミカフェ]、地域NPO、地域認知症デイ、高齢者デイ、障がい者デイ、青少年の居場所、地域学習センター[公社・地域文化]、大学[福祉ラボ]

 

“一体感”を育む色輪っかつなぎに参加

メッセージを書いた短冊の輪っかをつなげる クリックで拡大

 ワークショップとして行われていたのが「色輪っかつなぎ」。
 カラフルな短冊にそれぞれの思いを書き、輪っかにしてつないでいく「色輪っかつなぎ」は、神奈川県川崎市で行われている活動だ。

 ちなみに、「かわさき色輪っか」のホームページには、次のように書かれている。

「異なる立場、境遇の市民一人ひとりが
それぞれの思いを込めて短冊をつなぎ
1本の長い色輪っかつなぎをつくる共同作業を通して
“一体感”と“かわさき愛”を育みます。」

かわさき色輪っかつなぎ実行委員会のHP

 

 さっそく私も「色輪っかつなぎ」に挑戦してみた。

 まずは短冊に、健康第一とか、平和を願う、猫を大切にとか書いてみた。面白みはないけど、なんでもいいのだ。
 他の輪っかを見てみると、〇が欲しい、〇へ行きたいとか、会いたいとか、いろんなことが書いてあった。

 そして、壁に付けられた色とりどりの輪っかの中に、私の輪っかもくっつける。なんだか仲間に入れてもらえたような、うれしい感覚。

 みんなで一緒にやって、隣の人の輪っかとつなげあっていくと、とても楽しいそうだ。子どもからお年寄りまで、だれでもできる。
 壁には星型に並べられた輪っか、ありがとうの文字の周りに並べられた輪っかなどが飾られていた。

 「色輪っかつなぎ」は、予想以上に楽しい。

 やってきたお年寄りの方たちも、楽しそうに輪っかをくっつけたりしていた。

  • 大勢の人たちのメッセージがつながった「ありがとう」

 

4日間で250人が来場!

 開催を終えたあだち子ども支援ネットの代表理事、大山光子さんから開催報告が届いた。
 4日間で約250名の来場者があったそうだ。

<イベントを終えて、大山さんからメッセージ>
 水曜日には、学校を終わった小・中学生、土曜日には、家族総出の家族連れや親子で来場してくださいました。

 自分の住んでいる町にある個性的な日本の四季の光・風・雨・影・水・青葉・鳥・蜻蛉(とんぼ)との関りを楽しむように設計された私設の「六町ミュージアム・フローラ」を堪能していただきながら、地域の出会いとつながりをつくるチャレンジ第1回。

 忙しい日常の中の静寂な時間と色輪っかつなぎワークの手仕事をしながら、それぞれの「想い」あるおしゃべりが弾みました。

 「場」があり、誰か「人」がいれば・・出会いがあり想いが広がる。

あだち子ども支援ネットのHP
 

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エコな美術館 六町ミュージアム・フローラ

 六町ミュージアム・フローラは、筑波エキスプレスの六町駅から徒歩5分の住宅街にある美術館。
 屋根が緑化され、屋上に設置したソーラーパネルで節電を図っているエコな作りの美術館だ。

 さらに、震災時の避難施設となるよう強固に作られた建物は、隣接の震災用備蓄倉庫と一体で、災害時に公に使用出来るようになっている。雨水を利用し、自然ろ過を図る環境システムを組み入れ、非常時の水の確保をするなど、災害時対応も考えられている。

 2階に上がると、屋根に敷き詰められた芝の緑と「水盤」と呼ばれる池を見渡すことができて、景色がとても美しい。

 訪問時には、1階の美術館で日本の美四季 秋の企画展「那波多目功一の世界」が開催されていた。筆者が見学中に、奇しくも日本美術院理事も務められている那波多目功一先生が来場され、お目にかかれたことは幸運だった。

 四季の素晴らしさ、美しさ、そして自然の大切さを表現した作品展は、2018年10月31日まで開催されている。
 (入館料は、大人 300円 学生・生徒 200円 小学生(児童)以下無料)

  • 六町ミュージアム・フローラのエントランス

 
六町ミュージアム・フローラHP

(取材・まとめ “得る”Cafe事務局 いとう啓子)

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