“得る”Cafe事務局のメンバーでもある、吉田理子さん(企業組合i-casket 代表理事)が、9月9日(日)、春日部市教育センターで行われた「親子で体験プログラミング入門」の講師を務めました。
講座の概要が届きましたので、お伝えします。
前半はパソコンを使わないでプログラミング
講座は、午前と午後の2回開催で、市内在住の小学3年生~6年生とその保護者が14組ずつ参加しました。
講座のテーマは、「パソコンを使わないでプログラミング的「思考力」を育てる講座」。
プログラミングといえば、ドローンの飛ばし方をプログラムで組み立てたり、タブレットやPCを使ってキャラクターを思った通りに動かしたりするツールなどがあります。
今回の講座では、保護者を「ロボット」に見立てて、子ども達は「カード」を並べて、ロボット(親)を動かす「プログラム」を作っていきました。
あえてパソコンを使わないことで、子ども達が「手順」を考え、どうすればよいのかを考えてもらいました。
プログラムとは本来「実行する順番」を示すもの。それをコンピュータ上で使う場合は「コンピュータがするべき仕事の手順や内容が書いてある文章」になります。
いきなりパソコンを使ってしまうと、対象物を「動かす」ことに夢中になってしまい、「思うように動かすためには実際にどんな手順が必要なのか」という、「そのプログラムを組む目的」が見落とされがちになります。
親子で楽しくscratchを楽しむ
後半は、有名なscratchというソフトウェアで、自由に作品作りをしました。自由といってもテーマを「面白い動き」と決めて、親子で考えてもらいました。
前半のアナログな作業をしてからだと、子ども達のscratchとの関わり方が違うな、と感じました。
最後に、全員が作った作品を発表して講座は終了。親子で話し合い、爆笑しながら「プログラム」を作っていく様子は、本当にほほえましかったです。
終わった後、「楽しかった!」と子ども達もお母さんも話してくれました。
市民パソコンセミナー
親子で体験 プログラミング入門
日時 9月9日(日) 9:30~12:00、13:30~16:00
会場 春日部市教育センター3階 メディア研修室
(埼玉県春日部市粕壁東三丁目2-15)
対象 パソコンでマウス操作と日本語入力ができる市内在住の小学3年生~6年生とその保護者
参加費無料
主催 埼玉県春日部市