淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワーク(略称イタセンネット)(大阪府寝屋川市)は、10月20日に「イタセンパラ・シンポジウムin 淀川2018」を開催する。
シンポジウムでは木曽川水系、富山平野、淀川水系それぞれでの特長ある保護活動に関する講演、今後の保護活動の方向を探るパネルディスカッションが開催される。
また、繁殖期のきれいな婚姻色を発現したイタセンパラを見学できる。
イタセンパラ
コイ目コイ科タナゴ属の淡水魚。日本固有種で国の天然記念物(文化財保護法)、希少野生動物種(種の保存法)で保護されている。
環境省に、絶滅の危険が高い種として選定されている。
秋に淡水二枚貝に卵を産み、貝内でふ化・越冬、春に貝から浮出し、秋には成魚となって繁殖する。日本産タナゴ属の中では最も体高が大きく、繁殖期のオスは赤紫色の美しい婚姻色になる。
淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワーク
「イタセンパラシンポジウム in 淀川 2018」
―希少淡水魚保護/生物多様性増進活動のプラットホームの構築―
日時 2018年10月20日(土)13:00~20:00
21日(日) 9:30-12:00
場所 大阪工業大学梅田キャンパスOIT梅田タワー2F セミナー室204他
内容 シンポジウム(10月20日)
13:00-17:00 イタセンパラの水槽展示(見学自由、無料)
14:00-17:30 講演、パネルディスカッション
18:00-20:00 懇親会
見学会(10月21日) 淀川城北ワンド群と外来種駆除活動の視察
9:30-12:00 現地集合、現地解散
講師等 木曽川水系、富山、淀川水系における保護活動家/研究者、環境省近畿地方環境事務所、国土交通省近畿地方整備局淀川河川事務所
参加費 シンポジウム 500円(要旨集代含む)、懇親会 5000円