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農家の女性たちがトマトで地域再生!遊子川 ザ・リコピンズ @ 愛媛県西予市

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ざっくりいうと・
・奈良県から愛媛県に移住して、トマト栽培を開始
・公民館で、地元農家の女性たちと規格外トマトを使った加工品開発
・農家レストラン「食堂ゆすかわ」もオープン
・地域を活性化、コミュニティ力もアップする


 (一財)都市農山漁村交流活性化機構(まちむら交流きこう)は、2018年10月4日に第4回農山漁村コミュニティビジネスセミナーを開催した。
 登壇したのは、愛媛県西予市の企業組合遊子川(ゆすかわ) ザ・リコピンズ代表理事、辻本京子さん。

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 辻本さんは、トマト好きが高じて奈良県から愛媛県に移住。農業経験はなかったが、休耕地を買い取りトマト栽培を始めた。2012年から地元のトマト農家の女性たちを中心に、トマトの加工商品の開発を開始。2014年には農家レストランもオープンさせた。

 企業組合遊子川 ザ・リコピンズは、2017年第15回オーライ・ニッポン大賞のライフスタイル賞を受賞している。

辻本さんの活動を紹介したビデオ

第4回農山漁村コミュニティビジネスセミナー
日時  2018年10月4日(木)13:00~16:30
会場 東京都千代田区神田東松下町45 神田金子ビル5階
(一財)都市農山漁村交流活性化機構 会議室
参加費 2000円

主催者の感想
 辻本さんの経歴から移住に至るまでの移住後のトマトへの想い、地域の人々と一緒に取り組む企業組合活動など楽しく語っていただきました。
 農村女性活躍の場としての企業組合遊子川 ザ・リコピンズの発足の背景には、長年にわたる公民館活動の部会活動など、人の輪をつくり結ぶ地域活動の下地が、大きな実を結んでいると思いました。

 農村女性が楽しみながら地域活動するキャッチフレーズは「まちづくり」「ひとづくり」そして「わかづくり」。リコピンで見た目も、心も、若づくり。納得です。

遊子川 ザ・リコピンズが製造販売しているトマト加工品の購入は
「里の物語」のオンラインショップへ


講演概要

企業組合遊子川 ザ・リコピンズ代表理事、辻本京子さん クリックで拡大

移住した遊子川で、地域住民と共にトマトの加工品開発や、レストラン運営

 愛媛県西予市城川町遊子川(ゆすかわ)は愛媛県南予北部に位置し、東部は高知県梼原町と四国山地の分水嶺をもって接しています。

 標高100m~1,100mと急峻な地形のなかで、トマト、ピーマン、ししとう等様々な農作物が作られ、住民の高齢化率は50%を超える約300名の地域です。

 2010年に遊子川地域活性化プロジェクトチーム(会員:全住民、年会費:1世帯当り1,000円、事務局遊子川公民館)が設立されました。
 アンケート調査結果に基づき、集落づくり計画書を作り、体制を整備して、持続可能で発展的な地域づくりを目指して様々な活動が展開されました。

 交流人口の拡大(年間約3,000人)、地域経済の活性化・生産者の収益向上、自主財源の確保、地域コミュニティの活性化などを進めています。

 辻本さんは、農業経験はありませんでしたが「トマト栽培を始めていた知人の誘いで、2002年に遊子川を訪問して、トマトが大好き」という思いからご主人を説得して奈良県から移住しました。

ザ・リコピンズの仲間たち

 3年後には休耕地を買い取り、2012年にはトマト農家の女性を中心に20名で規格外トマトの加工商品開発をはじめ、『遊子川特産品開発班』の代表を努めています。

 また、2014年4月からは、農家レストラン「食堂ゆすかわ」(旧JA施設を活用、毎週水曜日と第4日曜日に営業)をオープンするほか、自家製「トマト酢」を使った『トマトユズポン酢』の販売もスタート。
 仲間とともにトマトの加工作業、レストランでの調理、さらに、ご主人と一緒にトマト栽培に取り組む多忙な日々を送っています。

 また、遊子川地域活性化プロジェクトを支える遊子川公民館は、文部科学省が実施する第69回優良公民館表彰で最優秀館に選定されました。(2015年10月現在,全国の公民館数は1万4,171館)

オリジナル商品

 この公民館活動では地域住民自らが地域課題の把握と解決に向け、様々なテーマを設けて開催する学習会「夢かけるフォーラム遊子川」を27年間継続しています。

 地域住民が主体となって取り組む体制が構築され、世代や職種などを超えた住民の一体感の醸成につながっています。

 また、地域の伝統文化の保存伝承に努めて愛郷心を育てるとともに、地域の豊富な森林資源を活用して木工文化を導入したり、地域住民手作りの自主企画映画にも挑戦。地域のコミュニティ力の向上や持続可能な住民活動に大きな成果が上がっています。


辻本さんの活動経緯メモ

・2002年 遊子川でトマト栽培を始めていた知人の誘いで、初めて遊子川を訪問。

・2002年 夫婦ともに農業未経験であったが、「トマトが大好き」という思いから、ご主人を説得し遊子川に移住してトマトの栽培に取り組むことを決意し移住。

「遊子川ザ・リコピンズ」が拠点とする「食堂ゆすかわ」

・2005年 休耕地を買い取り、初めて自分たちの農地を持つ。苗を定植したばかりのハウスが暴風で倒壊。「もう無理!奈良に帰ろうか」と諦めかけていたところに、周りの農家さんたちが、駆けつけていただき皆さんで壊れたハウスを立て直し、苗を植え替える作業を手伝っていただき、危機を乗り越えた。

・2010年 全住民参加による地域活性化のための組織が結成され、その活動計画の一つ『特産品開発事業』で公民館の婦人学級料理教室で、規格外トマトを使った加工品開発の研究を開始。

・2012年 トマト農家を中心とした女性20名による『遊子川特産品開発班』活動が始まり、代表を努める。

・2013年度 旧JAの空き施設を改修し加工所とレストランとして整備する。

・2014年4月 農家レストラン「食堂ゆすかわ」をオープン同時に商品開発を進めていた自家製「トマト酢」を使った『トマトユズポン酢』の販売をスタートする。

・2016年 4月 遊子川ザ・リコピンズを企業組合として法人化。

・2017年 第1回地域産業おこし大賞 優秀賞

・2018年3月 第2のライフスタイルを精力的に満喫している点が評価されて、第15回(平成29年度)オーライ!ニッポン大賞ライフスタイル賞受賞。

情報&写真提供:(一財)都市農山漁村交流活性化機構

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