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シンポ「地域に青少年の魅力ある居場所を作ろう」湯浅誠さん講演など

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ざっくりいうと

・社会活動家、湯浅誠さん講演
 ないものねだりより“あるもの探し”
 福祉を越えた子ども食堂
 住民が担う居場所づくり

・事例発表
 青梅の若者グループ「おうめ若者カフェ」
 スマホ・アプリで10代の支援サービス NPO3keys
 多様な居場所を支援する東京ボランティアセンター・市民活動センター


 10月6日(土)、7日(日)に、シンポジウム「地域に青少年の魅力ある居場所を作ろう」が日本青年館(東京都新宿区)で開催された。
 主催は、八王子青年団体連絡協議会。共催、日本都市青年会議

●プログラム
10月6日(土)
東京発信!実践紹介リレートーク
 〇発表者
 NPO法人 3keys  森山誉恵
 東京ボランティア・市民活動センター  熊谷紀良
 おうめ若者カフェ 村上ひかり

シンポジウムの様子

基調講演
 「コミュニティーを形成する地域活動、若者活動」
講師 法政大学教授  湯浅誠
交流会

10月7日(日)
★分科会
 1 若者の語らいの場~恋と結婚と働き方と…私~
 2 知っていますか?子ども会とジュニアリーダー
 3 今までとこれから「社会教育と生涯学習」
 4 みんなで考えよう!「若者の集まるイベントプラン」
 5「子ども・若者と取り組む防災を考える」

 筆者は6日におじゃましたので、その様子を紹介します。


湯浅誠さん講演
「みんなが、つながることの安心感を求めてる」

湯浅誠さん

 法政大学教授で社会活動家の湯浅誠さんが、「コミュニティを形成する地域活動、若者活動」というテーマで講演を行った。
 湯浅さんのお話しの中から、印象に残ったことを紹介します。

“あるもの探し”を

 湯浅さんは「心の過疎」という言葉を使っていた。
 過疎に悩む地域はたくさんあるが、「心の過疎」が問題だと語っていた。そこにいる人たちが楽しくないところには誰も来ない。そこにいる人たちが楽しくなるようなことを考えようと、湯浅さん。

 地域に眠っているものは何なのか、眠っている人に注目すること。まず、そこにいる「人」に注目して、人を再活性化することが大事だと話していた。
 「ないものねだりより、あるもの探し」
 それも、人任せではなく、自分たちで動き出すこと。「役所にお尻を叩かれていてはだめ。自分たちがやって役所にのってもらうようにならないと」と訴えていた。

福祉を越えた子ども食堂

 子ども食堂は、この2年間で約2000軒増え、今全国に2500~3000軒ほどあるという。
 当初は貧困対策というイメージもあったが、今では地域交流やにぎわいつくりの場になり浸透してきたそうだ。
 つまり、福祉を越えて広がりを見せている。
 子どもにとって、食堂で出会う大人との交流体験は、お金以上の意味があると湯浅さん。
 どうしようもない困難な状況に置かれた子どもを赤信号の子とすると、その手前には多くの黄色信号の子どもがいる。
 さまざまな人と交流することで、黄色信号の子どもを救う効果があると湯浅さんは話していた。
 大変な子どもが減ると、赤信号の子どもへの行政対応も厚くなる効果がある。
 「福祉を越えて居場所をつくる」ことの重要性を語っていた。

住民が担う居場所づくり

 地震や台風被害など、災害が続く中で、人とのふれあいがほしいという機運が高まっている。つながることの安心感を多くの人が求めていると、湯浅さんは言う。

 そして「行政の人数が減っている中で、このような居場所つくりは住民が担うしかない」と語っていた。
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
事例発表

青梅の若者グループ「おうめ若者カフェ」
シニアのファッションショーを開催

おうめ若者カフェの村上ひかりさん

 東京都青梅市で活動する若者の団体で、中学2年生から38歳までのメンバーで構成されている。
 特に、おじいちゃん、おばあちゃんのファッションショー「ババコン」は有名だ。
 これは、地元青梅の70歳以上のおじいちゃん、おばあちゃんを若者がコーディネートし、普段は出会うことのない両者がファッションショーを通じてつながっていく活動だ。
 「未来を作る若者・オブ・ザ・イヤー」内閣府特命担当大臣表彰、子ども文化地域コーディネーター第1回イベントアワード最優秀賞を受賞したり、新聞などにも取り上げられている。

おうめ若者カフェのfacebook

NPO法人3keys
スマホ・アプリで10代向け支援 

3keysの森山さん

 NPO法人3keysは、「すべての子どもたちが社会から孤立することなく安心・安全に暮らしていけること」を理念にしている。
 虐待や貧困などの家庭環境によって、施設などに保護された子どもたちに学習ボランティア(チューター)の派遣、派遣後のフォロー、児童福祉施設や学校、その他の機関と連携し、主に小学生の補習教室の運営や運営支援・教材支援等の活動を行っている。

 昨年の6月より10代向け支援サービス検索・相談サイト「Mex(ミークス)」をスタートさせた。
 これはパソコン、スマホのアプリを使った支援サービス。キーワードなどから支援サービスを探したり、電話やメールで相談もできるようになっている。
 さまざまな悩みを持つ子どもたちが、自分に合った支援サービスを利用できるようにまとめたサイトだ。

Mex(ミークス

東京ボランティアセンター・市民活動センター
多様な居場所を支援する 

 さまざまな分野のボランティア活動の推進・支援をしている東京ボランティアセンター・市民活動センターの熊谷紀良さんが登壇。

東京ボランティアセンター・市民活動センターの熊谷さん

 都内各地にある居場所を紹介した。
 商店街の空き店舗を借りて運営しているレストラン、障がいのある人も一緒に働ける共同作業所、自宅を開放したお茶の間、幼児を持つお母さんの集まる家、介護者サロン、子ども食堂など、都内にある多種多様な居場所について発表した。
 同センターでは、このような居場所づくりをする人や、これから作りたい人への支援も行っている。

東京ボランティアセンター・市民活動センターのサイトはこちらへ

 (取材・まとめ “得る”Cafe事務局 いとう啓子)

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