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施設紹介:動物の骨標本がすごい!麻布大学いのちの博物館@神奈川県相模原市

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ざっくりいうと
・キリンやゾウの全身骨格標本もある
・骨に触われる「ハンズオンコーナー」も
・さまざまなワークショップも開催
・企画展「アニマルウェルフェアとは?」
 ブルドックは「牛攻め」のための犬だった!
 劣悪な飼育環境を見直す
・獣医学を学ぶ歴史ある麻布大学


動物の骨格標本が並ぶ

 麻布大学いのちの博物館(神奈川県相模原市)は、2015年に大学の創立125周年を記念してつくられた。

 「大学での研究成果や、市民や子どもも楽しみながら動物の魅力を感じてもらうこと」を目指している博物館だ。

全身標本だけでなく各部の説明もある クリックで拡大

キリンやゾウの全身骨格標本も

 館内には、ゾウ、牛、キリンなどの全身骨格標本が並んでいて、本格的な博物館となっている。
 全て“本物”にこだわった展示物には、目を奪われる。特にアナコンダの全身骨格標本は巨大で印象的だった。2015年には、上野の国立科学博物館に貸し出していたそうだ。

 その他、イルカ、こうもり、ライオン、犬などの標本も展示されていて、とても興味深い。
 日ごろ目にすることのないリアルな“骨”を見ることは、非日常の体験でもある。子どもから大人までが、知的好奇心を刺激される。
(写真を参照)

 先日は、地元の俳句の会のシニアが訪れ、作品の題材にしていたという。
 本格的な標本などがあるため、海外からやってくる学生や研究者も多い。

 また、標本類は学習教材として学校などへの貸し出しも行う他、出前講座も開催している。

  • ゾウの骨格標本、サイやカバの顔の標本も並ぶ

骨に触れる“ハンズオンコーナー”

ハンズオンコーナー クリックで拡大

 来館者が直接骨に触ることができる“ハンズオンコーナー”もある。

 毎週土曜日に開催される同大学の学生サークル「ミュゼット」による「“触わってみよう”ハンズオンコーナー」は、子どもたちにも大人気だ。本物の標本にさわったり、ミュゼットの学生の解説を聴くことができる。

 特に、夏休みには自由研究のためにやってくる子どもたちで賑わいをみせる。

各種ワークショップも開催

 同博物館では、さまざまなワークショップも開催しており、2018年12月には「フクロウの巣からネズミの骨を取り出す」というワークショップを行った。
 その様子を“得る”Cafeサイトでも紹介している。
 記事はこちらへ 
 

企画展 アニマルウェルフェアとは?
-動物の暮らしをよくする動き-

アニマルウェルフェアのコーナー クリックで拡大

 2019年1月8日から4月27日には、企画展示9「アニマルウェルフェアとは?-動物の暮らしをよくする動き-」が開催されている。

 “アニマルウェルフェア”は、日本ではあまり知られていないが、欧米では法律まであるそうだ。

 普段、私たちが食べている家畜の飼い方についての考え方だ。
 実は、家畜を安く効率的に飼育するために劣悪な環境で育てることもある。経済性を求めて動物を苦しめるのではなく、飼育環境を見直そうという考え方がアニマルウェルフェアなのだ。
 欧米ではアニマルウェルフェアに関する法律まであるという。

展示コーナーには下記の分かりやすい説明があった。

「人が生きていくためには動物や植物を食べないといけませんが、そのことに感謝して、動物を飼うときは環境をよくして、元気に暮らせるようにしてあげることが大切です。」

ブルドックには悲しい歴史があった クリックで拡大

「牛攻め」のために作られたブルドッグ
 
 13世紀のイギリスでは、犬に牛を攻撃させる「牛攻め」を見て楽しんでいた。このために作られたのがブルドッグだった。
 しかし、動物の扱い方が見直され、1835年に動物虐待法が成立。牛攻めは禁止され、ブルドッグは愛玩犬となった。(写真参照)
 このような歴史から、欧米ではアニマルウェルフェアの考え方が進んでいった。 
 
ニワトリにやさしいケージ

ニワトリのケージについての説明 クリックで拡大

 ニワトリのケージを、狭い檻から改良した例が説明されていた。中仕切りをなくし、中で動けるようにしたところ、ニワトリは本来の動きができるようになった。(写真参照)
 こうすることによって、ニワトリに良い影響があるだけでなく、人は健康的なニワトリや、卵を食べられるようになる。

獣医学を学ぶ歴史ある麻布大学

 神奈川県相模原市にある麻布大学は、1890年に東京獣医講習所として開設され、1894年に私立として初の獣医無試験免許校として認可された。
 現在では、「獣医学部」「生命・環境科学部」の2つの学部と5つの学科がある。

 実は、元々大学は東京の麻布にあったが、1945年に東京大空襲により被災。その後、神奈川県相模原市に移転して、再建された。

 博物館の中には、大学の長い歴史を知るコーナーもある。創設者の與倉東隆氏や、戦後、大学を再建させた中村道三郎氏について知ることができる。

 また、同大学のOGで、日本における女性獣医師の第一人者、増井光子先生についても紹介されていた。増井先生は、昭和60年に日本で初めてパンダの人工繁殖を成功させ、上野動物園長、よこはま動物園ズーラシア園長などを歴任している。

(取材・まとめ “得る”Cafe事務局 いとう啓子)


クリックで拡大

麻布大学いのちの博物館
住所 神奈川県相模原市中央区淵野辺1-17-71
 JR横浜線矢部駅 徒歩5分
開館日時 火~土曜日 10:00 ~16:00
    (入館は15:30まで)
  ※「ハンズオンコーナー」は原則土曜日
休館日 月曜日、日曜日、祝日、その他大学の定める休日
入館料無料

詳細はこちらへ

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