団体紹介:地球を守れ!荒川で環境保全活動する「足立区本木・水辺の会」

 「足立区本木(もとき)・水辺の会」(東京都足立区)は、荒川下流の河川敷にある「本木ワンド」地域を中心に活動しているシニアを中心にしたボランティア団体。
(ワンドについては下記を参照)

 同会は、「本木ワンド」をさまざまな生物が生きる緑豊かな自然地として、環境学習の場となることを目指して2012年11月に発足した。

拾ったごみを分別する クリックで拡大

*ワンド(わんど)
 わんどは、川の本川とつながっている水がよどむところ(死水域)です。
 一方、たまりは、本川とつながっていない水の入れかえが少ないところです。
 流れがある本川に比べ、魚や昆虫など様々な生物が多く生息しています。
 わんどは、魚の産卵や成育の場であり、増水した時には、魚の避難場所となります。

出典:国土交通省国土技術政策総合研究所(2004)河川用語集~川のことば~ クリックで拡大

会の主な活動

 荒川下流自然地管理アダプト制度の実施団体「荒川水辺サポーター」として、足立区が占有する地域2,000平方メートルの地域を、国土交通省荒川下流河川事務所と連携して、維持管理活動などを行っている。

 下記の環境保全活動、環境学習などを実施中。

環境整備(清掃・除草・施設管理)
 毎月1回定例活動を実施。

●環境学習・調査(現地学習)

・「川歩きの日」サポート
・遊びの学校「本木わんどで生きもの探偵団」
・荒川文化祭(足立区生涯学習センター)活動紹介、写真展、シンポジウムなど
・小学校で自然環境学習・観察報告会

  • 子どもたちと一緒に生きもの探し

(写真提供:足立区本木・水辺の会)


「足立区本木・水辺の会」活動報告書より

地球、そして人類のために、
プラスチックごみを減らそう

 ごみの投棄ゼロに向けて、荒川の河川敷で飛散するごみや水辺に漂着するごみを回収しています。

 しかし、年々その数が増加しているのが飲料用ペットボトル、次いで2番目は食品、菓子などの包装用ポリ袋です。
 その次が食品のプラスチック容器、発泡スチロール、飲料缶・ビンなどです。

 それらのゴミの用途別割合では、6割以上が飲料や食品等の容器包装で占めている事が分かります。

 海洋ごみの5~8割は河川を通って海へと流出しています。それらの投棄された散乱ゴミを川から海へ流出しないように事前に回収することが求められます。
 
 今世界で注目されているマイクロプラスチックの海洋汚染問題(2050年には海のプラスチックゴミが魚類の重量を上回る)や、生態系への影響(食物連鎖による人体内への取込み)が懸念されています。

 政府も廃棄物の減量化や再生の推進、ごみ問題に関する住民意識の啓発にも取り組んでいます。

 マイボトルやマイカップの利用、お買い物ではショッピングバッグやエコバッグを使用してレジ袋やビニール袋をもらわないなど、一人ひとりが環境に配慮してできることから始めましょう。

<本木ワンドについて>

  本木ワンド地区は、平成13年当時に本木排水機場樋管の撤去工事にともない、樋管(水路)の自然回復のために整備が行われた。

 当時の第3期、足立区あらかわ市民会議(2市7区及び国土交通省)で、市民会議発足以降初めて「本木ワンド整備に関する分科会」が立ち上がった。

 現地視察をはじめワンドの構造、安全管理のあり方、さらには整備後の活用方策など、ワンドづくりをひとつのフィールドとして「市民参加型の川づくりは、どうあるべきか」という事について、国および足立区と検討を重ねた。

 その後、市民会議有志による「本木ワンド自然の会」が創設され、ボランテイア活動により維持管理が行なわれてきたが、現在は「足立区本木・水辺の会」として維持管理活動が行なわれている。

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