団体紹介:調べ学習で交流するシニア団体「八王子千人塾塾生の会」

ざっくりいうと
・調べ学習を楽しむシニア団体
・レポートが優秀賞に選ばれる
・マニアックな学習内容をメンバー同士で発表しあう


 「八王子千人塾塾生の会」は八王子市中央図書館に所属する「調べる学習」を中心に活動している高齢者(60歳以上)のグループ。2004年に発足している。

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 現在会員は40名。毎月、会員による調べ学習の報告会などを行っている。

 さらに、学習内容は、毎年「八王子千人塾塾生の会レポート集 調べ学習 いちょう街道」にまとめられ、市内の図書館だけでなく、都内の図書館にも提供している。

 同会の活動は、高齢者が地域で社会参加活動を積極的に行っているとして、2012年に内閣府から「社会参加章」が授与された。

 2017年には「図書館を使った調べる学習コンクール」で同会の会員による「共同研究:多摩織り」のレポートが優秀賞・NHK賞を受賞した。

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 主な活動は次のとおり。

・勉強会
(1)近現代史研究会
(2)日本書紀輪読会
(3)エッセーの会
(4)論語素読会

・ビブリオバトル開催
 年に3回、中央図書館で開催。毎回5人の発表者が推薦する本を紹介し、参加者全員の投票で「チャンプ本」を選ぶ。会員以外の人も参加できる。

・「図書館まつり」への参加
 他のボランティア団体といっしょにワークショップで来館者に活動内容や成果をビデオなどで紹介。
 また、「調べ学習」ついて認知度を上げるため、「ミニ講演会」と題して会員が調べた内容を発表する。


マニアックな調べ学習を発表

代表の大沼さん

 4月18日(木)、八王子千人塾塾生の会2019年4月定例会におじゃました。同会の年度末ということで、代表の大沼一夫さんが登壇し、前年の活動報告、新年度の活動方針、年間計画を確認していた。

 勉強会報告では、女性会員から「『三角点』に会いに山に行こう」、男性会員から「滝山城における馬出の防御効果」という発表が行われた。

 両発表とも、独自の視点で調べたマニアックな内容だった。
概要を紹介します。 

三角点の発表をする女性会員 クリックで拡大

『三角点』について

 『三角点』とは、三角測量に用いる際に経度・緯度・標高の基準になる点のこと。
 山にある三角点の標石の写真を見せながら、全国にある三角点や、八王子の高尾山、景信山の三角点について説明していた。
 測量をする人以外はほとんど知らない三角点という視点から山を楽しむ、新しい視点を紹介した。

●山城の馬出(うまだし)について

 続いて、男性会員が「滝山城における馬出(うまだし)の防護効果」という発表を行った。

滝山城における馬出について話す クリックで拡大

 滝山城は、八王子市丹木町にあった戦国時代の山城。馬出とは、虎口(戦闘用の出入口)の外側に曲輪を築いて防御力を高めたもの。
 城を守るために、どのような馬出が作られていたのかなどを解説していた。

 発表の後は、他の会員から質問を受けたり、意見交換なども行われた。
 その後、居酒屋に場所を移して、緩やかな雰囲気の中で意見交換をしたり、メンバー同士の交流を深めた。

(取材・まとめ “得る”Cafe事務局 いとう啓子)

 

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