清泉女子大学(東京都品川区)は、6月15日(土)に1日講座「多様化する『介護移民』 ―増え続ける外国人の日本労働市場参入で変わる介護現場―」を開催する。
高齢化が進み、高齢者介護を担う人材不足が深刻になっている。
今後さらに「介護難民」が増えると予想される中、全国各地の介護施設は外国人に労働力を依存する傾向を強めている。
日本政府も「介護ビザ」や技能実習生の介護枠を新設し、東南アジア諸国との政府間協定(EPA)以外での受け入れ制度も整えつつある。
介護施設に務め、日本定住が長引く外国人労働者の中からは管理職に就く者が出始め、母国からの家族呼び寄せも増えている。
今回の講座では、「介護移民」の問題について10年以上にわたって国内外で研究を続けてきた同大地球市民学科の大野俊教授が、外国人労働者の受け入れで変わりつつある介護施設の実情について報告。現状の問題点について考えていく。
同大の生涯学習講座「清泉ラファエラ・アカデミア」の一環として行われる。
講座「多様化する『介護移民』
―増え続ける外国人の日本労働市場参入で変わる介護現場―」
講師 大野 俊
清泉女子大学教授、清泉女子大学大学院地球市民学専攻教授
日時 2019年6月15日(土) 13:30~15:00
会場 清泉女子大学 1号館
(東京都品川区東五反田3-16-21)
受講料 一般 1500円(事前申込制)