開催報告:子ども教室-シカ・タヌキの骨に触ったり描いたり@麻布大学いのちの博物館

講師の説明を熱心に聞く子どもたち

 麻布大学いのちの博物館(神奈川県相模原市)は、夏休み中の小学生向けイベントとして「博物館で骨を学ぼう-タヌキの骨とシカの骨-」を7月25日(木)、26日(金)に開催した。

 子どもたちを指導した上席学芸員の高槻成紀さんから、開催レポートが届きました。


夏休み子ども教室
博物館で骨を学ぼう-タヌキの骨とシカの骨-

骨の特徴をじっくり見ながら描いていた

活動内容 
 1.シカ(草食獣)、タヌキ(食肉目)それぞれの特徴について解説。

 2.シカ、タヌキの頭骨(実物)を見ながらスケッチ(彩色を含む)をする。
 上席学芸員、麻布大学学生が適宜描き方のアドバイスを行う。

 3.ライオン、ウマの頭骨標本を観察する。実物を、手で触れて観察する。

参加者の感想 

本物の骨に初めて触れる

・初めて本物の骨を触ったのでうれしかった。つるつるしているところや、ざらざらしているところがあった。

・シカの歯は平らで、タヌキは歯がとがっていて、歯の形を見てその動物の食べ物が分かる、ということが分かりました。

・影の部分を暗い色にする作業や、線を描く作業が楽しかった。あごの輪郭と、歯のところが難しかった。影をつけたらより立体的になった。

・今回が2回目の子ども教室で、1回目は初めて来て興奮したけれど、2回目はとても冷静に絵を描けた。

・骨について興味を持ったので、もっと骨について知りたいと思った。もっといろいろな骨を見てみたいなと思った。
 
高槻さんの感想 
 子どもには「図工の絵」と「理科の絵」があるという表現で、主観を重んじ、印象を強調する絵と、正確さを表現する絵があり、この教室では後者であることを伝えた。

 また肉食と草食の生態学的意義と、そのことが頭骨、特に歯に現れていることを教えた。

 その上で、画面に大きく描くこと、輪郭は明瞭に描くこと、影をつけて立体感を出すこと、骨は白いようで、少し黄ばんでいるから彩色もしてみるようにアドバイスした。

 ただし、見る角度などは自由に行ってよいと伝えた。

 子どもたちは、そうしたアドバイスをよく受け止めていた。学校では触れる機会のない本物の骨に触れることが、印象的だったようだ。
  
今後、やりたいこと
 中にはリピーターもいるが、基本的に子どもは入れ替わるので、現在ほぼ安定したやり方をしばらく続けるのが良いと、考えている。

 これとは別に石粉粘土の教室も行っており、絵画と立体制作の子どもにとっての違いを観察してみたいと思っている。

(写真・まとめ 麻布大学いのちの博物館)


日時 2019年7月25日(木)・26日(金)晴れ 10:00~11:30
場所 麻布大学いのちの博物館 2F セミナー室
  (神奈川県相模原市中央区淵野辺1-17-71)
  JR横浜線矢部駅 徒歩5分
対象 小学生(3年生~6年生)
参加人数 25日(木) 22人、26日(金) 21人
参加費無料
持ち物 スケッチブック(B4程度)、鉛筆、色鉛筆、消しゴム、30㎝定規、お手ふき
後援 相模原市教育委員会

麻布大学いのちの博物館ホームページ

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