開催報告:遠藤周作を読む~人間の弱さ・哀しさとは~@東京足立

 7月4・11・18日(毎木曜日)に、講座「遠藤周作を読む~人間の弱さ・哀しさとは~」が、足立区生涯学習センター(東京都)で開催された。

 講師は、原山建郎氏。
 原山氏は、主婦の友社の雑誌『主婦の友』『わたしの健康』で遠藤周作番記者を務めた。
 現在、遠藤周作の「心あたたかな医療を願う」の志を受け継ぎ、患者が安らぎを感じる病院ボランティアを行っている遠藤ボランティアグループの代表も務める。

第1回目 『おバカさん』(1959年)
 ユーモア小説風のようでいて、実は、人間の哀しさ、愚かさが描かれている。
 松尾芭蕉の「おもしろうて やがて悲しき鵜舟かな」の句の世界にも通じる奥深さがあるという。
 遠藤周作からの電話のエピソードなど、楽しいお話もあった。

第2回目 『沈黙』(1966年)
 歴史小説。江戸時代初期、キリシタン弾圧に遭ったポルトガルの司祭を通じて、神と信仰について描かれた作品。2017年にハリウッドで映画化された。
 「作品はその人なりの読み方でよく、読んだ人のものであり、何回か読んで、そう言う事だったのかと後で解ることがある」と原山氏。
  
第3回目『深い河 ディープ・リバー』(1993年)
 インド仏跡旅行する5人の登場人物の迷い、苦しみ、悲しみ、かすかな希望が作者自身の人生と重なるように描かれている。
 また、原山氏は、宗教対立や宗教的多元主義についても話した。

 

●受講者からの感想 
 講師の話術のおもしろさとすばらしさ、作品をもう一度読み直したい、一人の作家の人生を3冊の著作をもとにたどる企画の良さ、別の作品での講座を希望する等の感想が多数寄せられた。

(まとめ・写真 NPO法人あだち学習支援ボランティア 楽学の会)


区民が学ぶ・教える・創る  令和元年度 あだち区民大学塾
遠藤周作を読む~人間の弱さ・哀しさとは~
日時 第1回 2019年7月4日
   第2回 2019年7月11日
   第3回 2019年7月18日
 毎回木曜日 14:00~16:00
会場 足立区生涯学習センター(学びピア21内)
 (東京都足立区千住5-13-5)5階 研修室4
受講料 1500円(全3回分)
定員 30人
 応募者51人、(抽選41人)受講者37人、延べ人数102人

共催:NPO 法人あだち学習支援ボランティア「楽学の会」
  足立区・足立区教育委員会

楽学の会 講座開催報告頁はこちら


 

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