10月26日(土)に、勉強会「待ったなし!災害に強い脱炭素社会へ」が、東京都調布市で開催された。
主催は、原発のない暮らし@ちょうふ。
★開催報告が届きました。↓
「待ったなし!災害に強い脱炭素社会へ」
日時 2019年10月26日(土) 16:00~18:00 曇り
会場 調布市市民活動支援センターあくろす2階 会議室1
参加費無料
参加人数 21名(当会会員のほか、初めて参加された方も)
内容
前半:大村哲夫さん/台風15号による大停電の背景と豪雨被害の地理的要因、大規模電力依存の脆弱性・太陽光発電の検証ほか。
後半:湯浅剛さん/地球温暖化とその対策としての家庭の省エネ、えねこやオフグリッドの実践、防災用太陽光発電キットなど。
ディスカッション:「気候非常事態宣言」を採択した地方議会の紹介。太陽光パネルと蓄電池のセット価格についての質問、電力会社の切り替えについての質問なども出た。
参加者の感想
・グラフや数値の分析はやや難しかったが、高度成長期に急拡大した送配電網が老朽化しているところに巨大台風が襲ったことが大停電の一因だと分かった。
・遠くから送電網を通って運ばれてくる大規模発電の電気に頼るのではなく、再エネを地域で発電して地域で消費する小規模分散型の方が、災害に強いまちづくりになるということだ。
・自治体への働きかけと同時に、個人でも「自分の身は自分で守る」準備をしていきたい。防災対策や温暖化防止のために、再エネを積極的に増やしていく努力が求められていると思う。
主催者からメッセージ
今回の勉強会は、1か月前の台風15号の背景を知ることを目的に計画したが、開催日までの間に相次いで台風19号、21号による甚大な被害が発生したため、どこに焦点を絞るか悩むところとなった。
各地の被害が現在進行形で続いていることからも、タイトルに興味を持って初めて参加してくれた人もいた。えねこやのオフグリッドの実践については、皆さん興味を持っていただいたと思う。
今後も、温暖化防止のために、地域社会でできる啓発と実践を続けていきたい。
(まとめ・写真 一般社団法人えねこや 菅野千文)
★参考記事 移動できるエコな小屋「えねこや」完成!
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