都市と農山漁村の共生・対流推進会議(オーライ!ニッポン会議)は、第17回オーライ!ニッポン大賞の受賞者を発表した。
今年は、応募総数93件を審査委員会が審査し、グランプリ(内閣総理大臣賞)1件、大賞3件、審査委員会長賞3件、ライフスタイル賞4件が選ばれた。
また、3月24日に予定されていた表彰式は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策の観点から中止となった。
★オーライ!ニッポン大賞
都市と農山漁村の共生・対流を促進するため、「都市側から人を送り出す活動」、「都市と農山漁村を結びつける活動」、「農山漁村の魅力を活かした受け入れ活動」等について優れた実績のある団体もしくは個人を表彰する。
第17回オーライ!ニッポン大賞受賞団体
【オーライ!ニッポン大賞グランプリ】内閣総理大臣賞
一般社団法人そらの郷(徳島県三好市)
体験型教育旅行の誘致、受け入れ体制整備と受け入れ活動を実施。
農家民泊を中心に農作業、田舎料理作り、歴史探訪、伝統工芸、地域人々との交流プログラムなど。
一般客向けの旅行商品の企画開発、販売、促進、流通などの活動を展開。
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【オーライ!ニッポン大賞】
奥矢作移住定住促進協議会(岐阜県恵那市)
移住希望者が購入した空き家をボランティアが改修するリフォーム塾を開催。子育て世代の移住で、小学校を廃校の危機から守っている。
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あば村運営協議会(岡山県津山市)
住民出資の合同会社を設立。ガソリンスタンド、商店などのサービス循環体制を整備。ツーリズムなども組み合わせて地域経済を再生。
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有限会社 シュシュ(長崎県大村市)
観光農業で、都市と農村の交流を活性化。農泊事業など、グリーンツーリズムで多くの来訪者を受け入れている。
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【オーライ!ニッポン大賞 審査委員会長賞】
特定非営利活動法人ソーシャルファームさんじょう(新潟県三条市)
農業を核とした人材育成、新しい価値を創造し、経済的社会的利益を生み出している。地域おこし協力隊を受け入れ、多様なイベント、スポーツ合宿などを実施。HPはこちらへ
静岡文化芸術大学 引佐耕作隊(静岡県浜松市)
棚田の耕作放棄地を水田として再生。収穫した米を商品化して販売。持続可能な米作りを展開。HPはこちらへ
株式会社日向屋(和歌山県田辺市)
鳥獣被害対策と特産品の取り組みをUターンした若者が取り組む。
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【オーライ!ニッポン ライフスタイル賞】
志藤一枝 山形県朝日町
自家栽培のりんごを使った新しいスイーツを開発。お土産として商品化し、人気スイーツに。
塩月祥子 岐阜県白川町
無農薬の米作りを実施。アートイベントを立ち上げ町を活性化している。HPはこちらへ
岡山茉莉 京都府舞鶴市
田舎暮らしをイラストで発信。夫の漁業を手伝いながら、米・野菜をつくり販売している。
和田新藏 鹿児島県霧島市
野菜などの販売市場、飲食店などを交流拠点に。子どもの体験学習プログラムも実施。