レポート「もったいない」の精神で!足立区で食品ロスについての講座開催

ざっくりいうと・・・
 ・足立区の食べ残しを減らす運動「3010運動」
 ・もったいないサンドイッチレシピ
 ・フードシェアのアプリ「TABETE」を活用
 ・地域食堂での取り組み
 ・大量のお菓子も廃棄されてる


食べ残しを減らす!「もったいない」の精神で

 2020年の暮れ、12月15日に東京都足立区で行われた講座「食品ロスの実態 一人ひとりが出来ること」の2回目に参加した。

 前半は、足立区環境部ごみ減量推進課 資源化推進係長の梶原禎顕さんが、足立区の食品ロスの実態を紹介。
 区民ひとりあたり、1年間約6.5キロ(お茶碗約50杯分)の食品を廃棄していることなどを説明していった。

 さらに、足立区の食品ロス削減のための主な取り組みを紹介した。
 足立区では、「もったいない」を合言葉に取り組んでいる。
 
3010運動(さんまるいちまるうんどう)
 食事会での食べ残しを減らす運動「3010運動」(さんまるいちまる運動)。

・乾杯後30分は自席で楽しむべし
・席を移動するときは皿と箸をもっていくべし
・終了前10分は自席で残った料理を食べるべし

 「乾杯後の30分」「終了前の10分」から「3010運動」と名付けられている。

足立区の現状と取り組みを話す梶原さん。

もったいないレシピ
 食品を使いきろうということで、「もったいないレシピ」をホームページなどで紹介している。
 缶詰やインスタント食品などのあまり物で作る、サンドイッチのレシピもある。なるほど~な、アイデア・サンドイッチいろいろ!
レシピはこちらへ

フードシェアのアプリも活用
 2020年10月からはフードシェアリングサービス「TABETE」というアプリを使って、飲食店等の廃棄間近の食品と消費者をマッチングする取り組みも始めている。

 その他、フードドライブで未利用食品を集めて、フードパントリー、子ども食堂などに届けけたり、生ごみ処理機の購入費補助金なども行っている。

3010運動、スマホアプリ「TABETE」のチラシ


廃棄された大量のお菓子も!

 講座後半は「“がきんちょ”地域食堂」代表 大山光子さんが食堂での取組みについて語った。

 この地域食堂は、地元市民やフードバンクなどから食材提供を受けて、活動を続けている。月に1、2回開催し、子ども・学生には無料、大人にはひとり200円で食事を提供している。

 「出会いと気づき、人にやさしいまちづくり」がテーマで、いわゆる貧困対策ではない。

提供されたお菓子を手に話す大山さん

 “がきんちょ”地域食堂には、さまざまな食料が届けられる。
 自宅で放置されている缶詰、そば、そうめんなど乾麺…、さらには、オリンピック2020とパッケージにプリントされたお菓子なども!
 食品ロスは、食べ残しだけではないことを痛感させられた。

 また、同子ども食堂では、食べ残しがでないように、工夫しているという話もあった。
 残ったものは、冷凍したり、食べてくれる人に持ち帰ってもらうなどしているそうだ。

“がきんちょ”地域食堂のfacebook

あだち子ども支援ネット関連の記事

楽学の会の公式レポートはこちらへ


生き方の問題につながる

 食品ロスの問題は、徐々に認知度を上げてきている。数年前、節分時の恵方巻の廃棄がクローズアップされたのをきっかけに、食べ物を捨てないという意識が高まっている。

 得る”Cafe”の記事「捨てられた食料はどこへ?食品リサイクルを学ぶツアー」は、今も多くのアクセスを集めている。
記事はこちら

 食べ物には、農家、食品加工業者、製造業者、販売店、飲食店、流通、家庭など、多くの人が関わっている。つまり社会全体の問題でもある。

 何を食べるのか、どのように食べるのか? なぜ「食べ物を捨てない」という簡単なことができないのか? 改めて考えていく必要があると思う。

 食品ロスについて考えることは、生き方、社会のあり方を考えることにつながる。

(取材・まとめ 管理人 いとう啓子)


あだち区民大学塾
食品ロスの実態~一人ひとりが出来ること

第1回 2020年12月1日(火)14:00~16:00
 食品ロスの実態と削減行動の取組み~ 一人ひとりができること
 講師:小泉裕靖 氏
 (公財)東京都環境公社 東京都環境科学研究所 主任研究員

第2回 2020年12月15日(火)14:00~16:00
 ① 食品ロスを減らしましょう~ 足立区の減量対策 ~
  講師:梶原禎顕 氏 足立区環境部ごみ減量推進部 資源化推進係長
 ② 子ども食堂での取り組み~手つかず、作り過ぎず、食べ残さない
  講師:大山光子 氏〝がきんちょ″地域食堂 代表

会場 足立区生涯学習センター(学びピア21内)
   東京都足立区千住5-13-5 5階 研修室1
資料代 500円(全2回分)
応募者18名、受講者18名、延べ参加人数28名

共催 NPO法人あだち学習支援ボランティア「楽学(がくがく)の会」
   足立区・足立区教育委員会

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